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第39回SWO研究会プログラム

■特集テーマ:「DBpediaシンポジウム」,および一般
■日時:2016年9月5日(月)-6日(火)
■会場:国立情報学研究所 19階会議室
■主催:人工知能学会 セマンティックWebとオントロジー(SWO)研究会
■参加費:研究会・企画セッション(ハンズオン,ISWC2016連携企画)は無料,交流会のみ有料

事前参加登録にご協力ください.参加登録フォームはこちら
企画セッション(ハンズオン,ISWC2016連携企画)の情報を追記しました(2016/08/26)



Wikipediaから情報を抽出してLOD (Linked Open Data)として公開するコミュニティプロジェクトであるDBpediaは,Linked Open Data Cloudにおいて,他のLODとの多くのリンクを持つ「ハブ」として広く利用されています.国内においても,DBpedia Japaneseが有志によるコミュニティによって運営されており,日本語LODのハブとしてのみならず,様々な領域において,有用な日本語リソースとして活用されています.

昨年7月に開催した「DBpediaシンポジウム」が大変ご好評をいただきましたので,本年も第2回を開催いたします.DBpediaに関わる様々な人々が一堂に会し,その活用方法や運用上・利用上の双方における課題などを共有し,意見交換を行う場を設けます.

1日目は主に,DBpediaの構築や活用における研究成果,技術課題などに関するものを中心とした研究発表を行います.2日目には,Wikidata に関するハンズオンセッションを行います.

このように,DBpediaについて,様々な形で議論を行える絶好の機会です.
ぜひ,参加をご検討ください.

■スケジュール概要

【9月5日(月) 研究会】
10:00-10:05 オープニング
10:05-11:30 セッション1
11:30-13:00 昼休み
13:00-13:50 招待講演: 国立情報学研究所 加藤文彦 氏
14:00-15:15 セッション2
15:15-16:05 特別講演:国立情報学研究所 市瀬龍太郎 氏
16:20-17:40 セッション3
17:45-17:50 クロージング
18:00-      交流会(予定)

【9月6日(火) 企画セッション】
09:30-12:00 ハンズオンセッション
12:00-13:00 昼休み
13:00-14:00 ハンズオンセッション
14:15-16:15 ISWC2016連携企画(予定)
16:15-16:30 ラップアップ&クロージング

■研究会資料
登録システムの不具合のため,AI書庫へは後日アップします.
それまでは,こちらのリンクからダウンロード(ZIP圧縮11.3MB)してご覧ください.

■スケジュール詳細

【9月5日(月) 研究会】

10:00-10:05 オープニング

10:05-10:30 一般講演 SIG-SWO-039-01 (25分)
安寧空間創製システム:WBSCSの研究
日本-日本語-日本文化モデルベースの概念
沢恒雄(遊工学研究所)
発表資料

生物・人類温存と言語・文化温存の二大戦略で人類消滅の臨界点を先延ばしする提案をしている.方略として日本・日本語・日本文化モデルベースのIT ディプロマシーとした.今回は,その知財としてのモデルベースの概要を述べる.

10:30-10:55 一般講演 SIG-SWO-039-02 (25分)
LODの物理世界拡張と空間OS
中川雅三(先端IT活用推進コンソーシアム ビジネスAR研究部会/日本総合システム株式会社産業ソリューション部)
発表資料

DBpediaをはじめとするサイバースペースと,IoTや様々なステークホルダから成る実社会とを連携させるために,「空間OS」と呼ぶアーキテクチャを構想している.
空間OSの実装基盤としてLODの仕組みを採用した.IoTやクラウド,携帯機器などのAPIをSPARQLエンドポイントへマッピングし,データや機能を数10年以上にわたって共用する.
このためにRDFストアの機能を拡張し,セキュリティを保ちながら物理空間とサイバー空間をリアルタイムで双方向接続する機能を実装しつつある.

10:55-11:30 一般講演 SIG-SWO-039-03 (35分)
現場主体で介護業務知識を作るための知識モデルの検討
西村悟史(産業技術総合研究所),
大谷博,畠山直人,長谷部希恵子(医療法人社団はなまる会),
福田賢一郎(産業技術総合研究所),
來村徳信(立命館大学情報理工学部),
溝口理一郎(北陸先端科学技術大学院大学),
西村拓一(産業技術総合研究所)
発表資料

介護現場では,状況に応じて行うべき業務に多様性が生じるため,その知識を作り共有することの重要性は高い.そのため,職員らが議論を行い,ある状況において適切な業務知識を作ることが望ましい.サービス工学など人工知能分野以外の知見も取り入れ,職員らが利用しやすい知識モデルを検討する.

11:30-13:00 昼休み

13:00-13:50 招待講演
DBpedia Japaenseの現状 2016 
国立情報学研究所 加藤文彦 氏

LODの代表的なデータセットとして広く活用されている DBpedia とその日本語版であるDBpedia Japaneseについて,最新の情報を共有する.

講演資料(2016/09/06 追加)

13:50-14:00 休憩

14:00-14:25 一般講演 SIG-SWO-039-04 (25分)
Wikipedia Category Consistency Checker (WC3)を用いたWikipediaカテゴリの体系的分析
吉岡真治(北海道大学)
発表資料

我々は,これまでに,DBPediaの情報に基づいてWikipediaカテゴリの情報を分析するWC3を提案している.本発表では,このWC3を用いて,英語版のWikipediaカテゴリに対して,体系的な分析を行う方法について提案を行う.

14:25-14:50 一般講演 SIG-SWO-039-05 (25分)
Wikipedia上の学術情報のLOD化に向けた予備的分析
吉川次郎(筑波大学大学院),高久雅生(筑波大学),加藤文彦(国立情報学研究所),
大向一輝(国立情報学研究所),武田英明(国立情報学研究所)
発表資料

Wikipedia上での学術情報の参照をLOD化するプロジェクト「DBpedia citations & references challenge」にて,英語版Wikipediaを用いたデータセット構築の試行例がある.本研究では,学術情報の参照記述の精緻化と,日本語版Wikipediaを含む多言語版への拡張を目的として,Wikipedia上の学術情報の参照状況を分析し,同プロジェクトを参考とした検討を行う.

14:50-15:15 一般講演 SIG-SWO-039-06 (25分)
放置自転車LODの拡充に向けた空間的欠損値推定手法の提案
江上周作,川村隆浩,大須賀昭彦(電気通信大学)
発表資料

本研究では放置自転車LODの拡充に向けて,自転車が放置されているが未観測である地点のデータ,すなわち空間的欠損値を数値流体力学とDBpedia Japaneseを用いて推定する手法を提案する.

15:15-16:05 特別講演
再考:知識処理 - 深層学習時代の知識処理
国立情報学研究所 市瀬龍太郎 氏

現在は,第3次人工知能ブームと言われる.ブームの中核技術は,深層学習である.第2次人工知能ブームの中核技術であった知識処理は,セマンティックウェブ,オントロジーという形で進化を遂げた.新たに現れた深層学習技術を踏まえ,セマンティックウェブ,オントロジーといった知識
処理技術は,どのように変わっていくのだろうか,変わっていくべきなのだろうか.知識処理の歴史を踏まえつつ,今後を考えてみる.

16:05-16:20 休憩

16:20-16:45 一般講演 SIG-SWO-039-07 (25分)
唐詩情報のLinked Open Data化とその利活用の試み
◯叢艶(筑波大学大学院図書館情報メディア研究科),
江草由佳(国立教育政策研究所),
高久雅生(筑波大学図書館情報メディア系)
発表資料

本研究では唐詩作品を対象として,唐詩作品と関連情報リソースを構造化し,その利活用を目指す.現行教科書掲載の唐詩作品のLOD化の試みについて報告する.

16:45-17:10 一般講演 SIG-SWO-039-08 (25分)
音楽情報処理のためのLinked Data収集・分析基盤の構築
◯上原有里,川村隆浩,清雄一,田原康之,大須賀昭彦(電気通信大学 大学院情報システム学研究科)
発表資料

近年,信号処理,情報検索などといったさまざまな分野において音楽を題材にした音楽情報処理研究が行われている.こうした研究において,音楽から特徴量を抽出することはよく行われているが,現在は各々の研究において個別に抽出され使用されており,音楽の特徴量についてのデータ収集・分析基盤は存在していない.そこで本研究では,音楽情報処理,特に楽曲の特徴量を扱う研究において使用できるようなデータ収集・分析基盤の構築を行う.

17:10-17:25 一般講演 SIG-SWO-039-09 (15分)
推論付きSPARQLエンドポイントにおける推論負荷要因解析機構の試作
山田直希(静岡大学情報学部),福田直樹(静岡大学学術院情報学領域)
発表資料

本研究では,推論付きSPARQLエンドポイントにおける推論の負荷となる要因を解析する機構の試作について述べる.

17:25-17:40 一般講演 SIG-SWO-039-10 (15分)
拡張SPARQLクエリのための動的オントロジーマッチングとチューニング支援機構の試作
足立拓也(静岡大学情報学部),福田直樹(静岡大学学術院情報学領域)
発表資料

本研究では,オントロジーマッピングを用いた拡張SPARQLクエリの作成において動的なオントロジーマッピングの生成と,複数の重み付きオントロジーマッピングの併用時におけるクエリチューニングの支援機構の試作について述べる.

17:40-17:45 クロージング

18:00- 交流会(予定)
研究発表と同じ会場にて開催する予定です.
参加費1000円~1500円程度を予定しています.


【9月6日(火):企画セッション】
事前参加登録にご協力ください.参加登録フォームはこちら

09:30-14:00 企画セッション1:Wikidataハンズオン
オーガナイザー 山本泰智(ライフサイエンス統合データベースセンター)
【発表資料】

■概要
2012年10月にWikimediaにより立ち上げられたWikidataは,Wikipediaの言語間リンクの一貫性を効率良く保つための技術基盤として重要な役割を担っています.すなわち,一つの事項に一つのURIを割り当て,そこから各言語の対応するWikipediaのページへのリンクを持つというものです.さらに,標高や人口など,言語非依存の事実を,予め用意されているプロパティを利用して記述できる構造を持ち,その根拠となる外部リソースの記述も可能です. 

このことから,RDFによる表現モデルと親和性が高く,実際,2014年からRDFデータセットとしてもアクセスが可能になり,現在はSPARQLエンドポイントも提供されています.また,Wikiとして誰でも自由にデータの編集が可能であり,そのデータのライセンスはCC0となっています.このように,Wikidataはボランティアにより構築されている巨大な知識ベースであり,統一的な語彙でアクセスできる貴重な存在となっています. 

そこで,このWikidataを実際に編集したり,SPARQLを用いてアクセスしたりしながらより,多くの人が触れる機会を提供できればと考え,ハンズオンセミナーを開催することとしました. 

■タイムテーブル
09:30-10:00 事前準備
Wikidataのアカウント取得(お持ちでない方のみ)
ネットワークアクセスの確認等
10:00-12:00 レクチャー&ハンズオン
Wikidataの概要やデータ構造,関連アプリケーション等について説明
適宜実習を実施
 Wikidateへのデータの入力
 入力したデータに基づきWikipediaの該当ページを編集
 Wikidataを利用したアプリケーションの試用
12:00-13:00 昼休み
13:00-14:00 ハンズオン成果の共有

■注意事項
・Wikidataのアカウントをお持ちでない方は,事前に取得願います.
Wikidataサイトの右上にある「Create account」から取得できます.
・ネットワークに接続可能なノートPCをお持ちください.
・モバイルルータなど,ネットワークに接続できる環境をお持ちください.
 会場の無線LANは,Eduroamのアカウントをお持ちの方のみご利用いただけます.
 会場では有線LANはご利用いただけません. 

14:00-14:15 休憩

14:15-16:15 企画セッション2:ISWC2016連携企画
8/20および9/3に神戸にて開催した
との成果報告&ブラッシュアップの議論を行います.

ハッカソンの成果について紹介すると共に,優秀アプリを「ISWC2016国内委員会が提供する公式アプリ」とするにあたってブラッシュアップすべき点について,皆さんのご意見をいただいて議論します

アンケート


16:15-16:30 ラップアップ,クロージング