第18回SWO研究会

第18回セマンティックウェブとオントロジー研究会

日時: 2008年7月11日(金)13:00-18:00

会場: 国立情報学研究所 12階会議室(アクセス)

参加費:無料(事前申込は不要です。直接会場へお越しください。)

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  (ZIP 2.1MB, updated 2008.07.15 18:00)

13:00-13:05 開会の挨拶

武田英明(国立情報学研究所)

13:05-13:40 SIG-SWO-A801-01

インスタンス管理問題におけるidentityの取り扱いに関する考察

遠藤諭, 古崎晃司, 溝口理一郎 (大阪大学産業科学研究所)

本発表では,オントロジーに基づくインスタンス管理問題において,取り扱いたい問題に応じてどのようなidentityの性質を考慮すべきか考察する.そして,その考察結果に基づいて4種類のidentityの導入について議論する. 

発表資料:   (167KB, updated 2008.07.15 18:00)

13:40-14:05 SIG-SWO-A801-02

Semantics in QoS for Web Services: A Survey

Vuong Xuan Tran, Hidekazu Tsuji (Graduate School of Science and Technology, Tokai University Unified Graduate School)

Quality of service (QoS) plays an important role in Web service discovery, especially in automatic Web service composition. Depending on the kinds of applications, different organizations and companies may adopt different QoS models for expressing quality of provided Web services. This leads to the issue of interoperability between and among service participants which join in service cooperation. Semantic technology has been applied in recent works aiming at providing an efficient and compatible method for describing and reasoning about QoS of different systems. In this paper, we present an overview of prominent research works related to developing QoS ontologies and discuss about the advantages and shortcomings of those approaches. Basing on such analysis, we introduce open issues that need further investigation in order to provide useful guidelines for ongoing works in the field of QoS ontologies. 

発表資料:   (80KB, updated 2008.07.07 21:00)

14:05-14:20 SIG-SWO-A801-03

URI Context Databaseの提案

亀田尭宙 (東京大学大学院), 大向一輝, 武田英明 (国立情報学研究所)

URL は現在のウェブにおいて使用される URI として重要な役割を担っているが,URL が示す「どこ」は常に同じコンテンツを指すわけではない.このことは URL のような URI を識別子として扱うメタデータとその応用技術の機能にも不完全さをもたらす.そこで URI に「いつ」「だれが」「どのように」アクセスしたかというコンテキストを付随させ,URI とコンテンツをハッシュ関数によって一対一対応に結びつけて記録し,その情報をデータベースとして提供することで,リソースの確かな同定および異なった場合の処理の支援を行うことを提案する. 

発表資料:   (60KB, updated 2008.07.11 12:30)

14:20-14:45 SIG-SW4O-A801-04

オントロジー拡充のための固有表現の共起情報を用いた語彙獲得

稲葉真純, 長野伸一, 川村隆浩, 服部正典 (東芝研究開発センター)

オントロジー活用アプリケーションの運用において,継続的なオントロジーの拡充は重要な課題である.我々は,商品情報に関するオントロジーを活用した評判分析技術の研究開発を行っている.本発表では,大量の商品データから未知の商品や新商品の名称を抽出し,オントロジーの語彙獲得を効率化する手法を提案する. 

発表資料:   (316KB, updated 2008.07.07 21:00)

14:45-15:10 SIG-SWO-A801-05

評判分析のための感性表現オントロジーメンテナンスツールの開発

飯田貴之, 長野伸一, 山崎智弘, 服部正典, 川村隆浩 (東芝研究開発センター)

我々はオントロジーを活用したクチコミ情報からの評判分析技術の研究開発を行っている.現在の課題の一つとして,高い精度を維持するために必要な感性表現オントロジーのメンテナンス作業に多大なコストがかかることが挙げられる.本発表では,まずメンテナンス作業に関する要件を作業者からヒアリングした結果をもとに開発した支援ツールの概要について述べる.その後,支援ツールを利用したメンテナンス作業を実施して行ったツールの評価について述べる. 

発表資料:   (560KB, updated 2008.07.07 15:00)

15:10-15:25 休憩

15:25-16:00 SIG-SWO-A801-06

汎用オントロジー構築における日本語Wikipediaの適用可能性

桜井慎弥, 手島拓也, 石川雅之, 森田武史 (慶應義塾大学), 和泉憲明 (産業技術総合研究所), 山口高平 (慶應義塾大学)

本研究では,日本語Wikipediaのカテゴリ階層を利用したクラス階層構築,一覧記事を利用したインスタンスの収集,Infoboxを利用したクラスの同定を行い,汎用オントロジー構築における日本語Wikipediaの適用可能性を検証する. 

発表資料:   (610KB, updated 2008.07.10 19:00)

16:00-16:15 SIG-SWO-A801-07

Report on LinkedData Planat Conference (tentative)

Aman Shakya (The Graduate University for Advanced Studies)

2008年6月17日-18日にニューヨークで行われた「LinkedData Planat Conference Spring 2008」の参加報告を行う。 

発表資料:   (324KB, updated 2008.07.07 15:00)

16:15-17:55 特別企画

パネルディスカッション「企業におけるセマンティックテクノロジーの展開」

本パネルでは,ITベンチャー,システムインテグレーター,テレコムキャリア,社会インフラ,電機メーカーにおいて本技術に関わっておられるキーマンの方々5名を参加者として、前半ではそれぞれの事業領域において、セマンティック技術がどのような形で使われているか?あるいは将来的に使える可能性があるか?について10分ずつ程度で話題提供を行う。また、後半では前半の自己の事業領域での活用に関する報告を受けて、パネリスト同士で異なる事業観点からの意見交換を行い、普段の事業領域を超えた議論を行う。

パネリスト:

・清水 昇(サイバーエッヂ)

・佐藤宏之(NTT)

・津田 宏(富士通研究所)

・岡部雅夫(東京電力)

・長野伸一(東芝)

17:55-18:00 閉会の挨拶