第28回SWO研究会

■日時:2012年10月5日(金)-6日(土)

(※前日の10月4日(木)午後にプレイベントの開催を予定)

■会場:10/5(金) 研究会:鯖江公民館

宿泊・ナイトセッション:かわだ温泉 ラポーゼかわだ

10/6(土) 第3回LODチャレンジデー「オープンデータハッカソンin鯖江」鯖江市・めがね会館

■主催:人工知能学会 セマンティックWebとオントロジー(SWO)研究会

■共催:鯖江市,NPO法人エル・コミュニティ,NPO法人たんなん夢レディオ

Linked Open Dataチャレンジ実行委員会

■テーマ:「Open Data,Linked Dataの構築と利用」および一般

■締切:参加申込:受付中(※宿泊を希望される方は,早めの申し込みをお願いします)

原稿提出:2012年9月28日(金)

■参加費:研究会のみの参加の方は無料です.

宿泊の費用(1泊2食付き):1万5000円

近年,ビックデータの一種として,公共データの利活用を促進のためにデータを利用しやすい形で公開する「Open Data(オープンデータ)」や「Public Data(パブリックデータ)」の取り組みが注目されています.

国外では,欧米を中心に行政データをOpen Dataとして公開する「Open Government(オープンガバメント)」に関する取り組みが積極的に行われており,日本国内においても,政府のIT戦略本部による「電子行政オープンデータ戦略」の公表など,Open Dataの促進に向けた動きが加速しています.

技術的には,Linked Dataをはじめとしたセマンティック技術がOpen Dataの公開・利用に活用されることが期待されており,盛況であった昨年度に引き続き「Linked Open DataチャレンジJapan 2012」の開催も決定しています.

これらの背景を受け,今回の研究会では,Open DataやLinked Dataの構築,および利活用に関する研究を特集テーマとし,セマンティックWeb/技術,オントロジーに関する一般テーマと共に,発表を募集いたします.

なお,今回の研究会は,「Dataシティさばえ」という地域行政情報のOpen化を先進的に推進し,昨年度の「Linked Open DataチャレンジJapan 2011」においても「公共LOD賞」を受賞した鯖江市を会場として,合宿形式で行います.

また,「鯖江市でオープンデータの活用に取り組んでいる方々」および「Linked Open Dataチャレンジ」との合同企画として,鯖江市が公開しているOpen Dataを活用したアプリケーションを参加者で協力して開発する「オープンデータハッカソンin鯖江」を開催します.

宿泊先・ナイトセッションでは,じっくりと時間をかけて議論を行い,ハッカソンでは,Open Dataを活用したアプリケーション開発の実践を行う,充実した内容となっておりますので,是非,発表・参加をご検討ください.

■日程概要(予定)

10/4(木)15:00頃~ プレイベント:Open Dataの実践的活用の現地調査会

~鯖江散策 with Open Data~

・希望者が集まり,鯖江市が公開しているデータをモバイルデバイス

等で携えて,市内の公共施設等を回り,Open Dataを実践的な活用

状況や,有効活用の為に課題等を調査し,参加者で議論をしたいと

考えています.

・調査終了後,市内でインフォーマルな意見交換会を予定しています.

※10/4(木)の宿泊は,各自でご手配下さい(鯖江駅周辺のホテルを推奨).

※集合場所等の詳細は,参加申込みをされた方のみにご御案内しますので,

ご希望の方は,必ず事前の申込みをお願いします.

10/5(金)12:20~17:00 研究会:研究発表セッション

【会場:鯖江公民館

・通常の研究発表のセッションです.プログラムはこちらをご覧ください.

17:00~17:30 宿泊先へ移動

18:30~20:30 夕食

20:30~21:30 ナイトセッション

※宿泊・夕食・ナイトセッションの会場

かわだ温泉 ラポーゼかわだ

〒916-1235 福井県鯖江市上河内町19-37-2

※10/5(金)の宿泊は,研究会でまとめて手配しますので,後述の要領に沿って

「発表/参加申し込み」をお願いします.

10/6(土)9:30~17:00 オープンデータハッカソンin鯖江/第3回LODチャレンジデー

※詳細は,こちらをご覧下さい.

【会場:鯖江市・めがね会館

10/5(金):研究会プログラム

12:20-12:25 開会の挨拶

12:25-12:40 プレイベントの報告および鯖江市のオープンデータの紹介

12:40-13:40 特別講演 SIG-SWO-A1202-01

Linked Dataにおける識別子とスキーマ

武田 英明(国立情報学研究所)

発表資料: Slideshare

13:40-13:55 休憩

13:55-14:20 一般講演 SIG-SWO-A1202-02

LODクラウドとしてのRDFサーバー

○藤本 椋也(中部大学情報工学科)

安江 翔平(中部大学情報工学科)

年岡 晃一(中部大学情報工学科)

近年LODに関する活動が活発になり, LODサイトの数は年々増加している. 今後は研究目的で専門家が作成するのではなく, より実用的なLODサイトが専門家でない人たちの手で作られていくことが必要である.しかしそういった人たちにとってLODサイトを作成するには技術的な困難が伴う.そこで自由にデータを登録できるRDF Storeと, そのAPIとしてJavaScriptライブラリを提供することでこの問題を解決する.

発表資料:   (395KB, updated 2012.10.02)

14:20-14:45 一般講演 SIG-SWO-A1202-03

落語家LOD -名跡と人物の関係を表現するデータモデル-

○本間 維 (筑波大学図書館情報メディア研究科)

永森 光晴(筑波大学図書館情報メディア研究科)

落語家や力士,歌舞伎役者は,名跡を表す実体とは別に,本人を表す実体が存在する.名跡と本人との関係は襲名によって変化するため,ある人物が持つ名跡が時間軸に沿って変化する,あるいは一つの名跡によって示される人物がその時々で異なるといったことが起こる. 本発表では落語家を例に,襲名に伴う名跡と人物との関係の変化をRDFで表現するためのデータモデルを提案する.

発表資料:   (485KB, updated 2012.10.04 am5:30)

14:45-15:10 一般講演 SIG-SWO-A1202-04

オントロジーとLinked Dataに基づくバイオミメティック・データベース構築に関する考察

○古崎 晃司 (大阪大学産業科学研究所)

北河 祐作 (大阪大学産業科学研究所)

來村 徳信 (大阪大学産業科学研究所)

溝口 理一郎(北陸先端科学技術大学院大学)

「自然に学ぶものつくり」を目指すバイオミメティック(Biomimetics)研究の発展には,生物資源をはじめとする多種多様なデータや知見のスムースな連携が必要とされる.本研究では,オントロジーとLinked Dataを用いた,生物種や分野を超えた柔軟なデータ連携を可能とするバイオミメティック・データベースの構築について考察する.

発表資料:   (388KB, updated 2012.10.04 am11:30)

15:10-15:25 休憩 

15:25-15:40 一般講演 SIG-SWO-A1202-05

LODデータセットSOCIAの復興促進への適用に向けた検討

○白松 俊 (名古屋工業大学)

平田 紀史(名古屋工業大学)

Robin M. E. Swezey(名古屋工業大学)

佐野 博之(名古屋工業大学)

大囿 忠親(名古屋工業大学)

新谷 虎松(名古屋工業大学)

SOCIA (Social Opinions and Concerns for Ideal Argumentation)は,地域社会での住民参画を支援するために設計されたLODデータセットである.本研究では,SOCIAを被災地の復興促進やリスクコミュニケーションに活用するにあたって必要な拡張を検討する.具体的には,各住民が持つ復興目標をマッチングするサービスでの利用を目指し,そのために必要となるクラスやプロパティを検討した結果を報告する.

発表資料:   (0.98MB, updated 2012.10.04 pm13:45)

15:40-15:55 一般講演 SIG-SWO-A1202-06

持続可能性問題へのLinked Open Dataの利用を支援するオントロジーの設計プロセス

○熊澤 輝一(人間文化研究機構 総合地球環境学研究所)

古崎 晃司(大阪大学産業科学研究所)

太田 衛 (株式会社エネゲート)

溝口 理一郎(北陸先端科学技術大学院大学)

市民、NPO、企業、行政が発信したデータセットを地域が抱える問題を解決する過程で利用するためには、問題解決の観点から効率的に収集し、正確に再組織化することができるオントロジーの開発が重要となる。 本研究では、その第一段階として、持続可能性にかかわる一般的な問題解決過程に着目したオントロジーとその設計プロセスを提示することを目的とする。

発表資料:   (397KB, updated 2012.10.03, am10:10)

15:55-16:30 一般講演 SIG-SWO-A1202-07

オントロジーアライメントを用いた日本語Wikipediaオントロジーと日本語WordNetの統合

○森田 武史(青山学院大学社会情報学部)

玉川 奨 (慶應義塾大学大学院理工学研究科)

山口 高平(慶應義塾大学大学院理工学研究科)

日本語Wikipediaから自動構築したオントロジーである日本語Wikipediaオントロジー(JWO)には,上位クラスの欠如,クラス-インスタンス関係の誤り,継承を考慮したプロパティ定義がクラスになされていないなどの問題があった.本研究では,オントロジーアライメントの技術を用いてJWOと日本語WordNet(JWN)を統合することにより,JWOにおける上位クラスを補完することを目的とする.

発表資料:   (1.70KB, updated 2012.10.02)

16:30-16:45 一般講演 SIG-SWO-A1202-08

カーリルスタッツ(仮称)学術利用トライアルの実施に向けて-概要の説明とご意見の募集

○岡本真(アカデミック・リソース・ガイド株式会社)

17:00-17:30 宿泊先への移動【送迎バス】

18:30-20:30 夕食

20:30-21:30 ナイトセッション

■参加申込方法

======================参加申し込みフォーム=========================

研究会:2012年10月 第28回 SWO研究会

宿泊申し込み締め切り:2012年9月27日(木)

送付先: sigswo@ei.sanken.osaka-u.ac.jp までご送付ください.

氏名:

性別:

所属:

連絡先email:

宿泊(2012年10月5日(金))申し込み:する・しない(いずれかを残す)

夕食(2012年10月5日(金))申し込み:する・しない(いずれかを残す)

行事の参加予定

(※参加人数の概数を把握するためのものですので,現時点の参加予定を

お書きいただければ結構です)

・プレイベント (10/4):参加する・しない・未定(いずれかを残す)

・発表セッション(10/5):参加予定・しない・未定(いずれかを残す)

・ハッカソン (10/6):参加予定・しない・未定(いずれかを残す)

備考(何かあればご自由にお書き下さい):

======================参加申し込みフォーム(終わり)====================

■原稿提出方法

・2012年9月28日(金)までにページ番号を付記したPDF原稿を研究会までお送り下さい.

ページ番号はお申し込み頂いた後,こちらからご連絡致します.

sigswo@ei.sanken.osaka-u.ac.jp

・原稿作成には,人工知能学会研究会スタイルファイル/Wordテンプレートをご利用いただき,下記のWebサイトの案内に沿ってご執筆下さい.

ページ数は2~10頁までとなっております.

http://sigswo.org/forAuthors.html

・尚,研究会資料は印刷しておりません.原稿は研究会ホームページへの掲載となります.原稿のWeb公開に当たって特別な配慮が必要な場合(知財権のある場合など)は,お申し込み時にその旨ご連絡ください.

お問い合わせ先:

sigswo@ ei.sanken.osaka-u.ac.jp ,までお願いいたします.