第27回SWO研究会

■日時:2012年5月9日(水) 13:00 - 18:00

■会場:国立情報学研究所12階会議室(1208室)→アクセス地図

■主催:人工知能学会 セマンティックWebとオントロジー(SWO)研究会

■協賛:Linked Open Dataチャレンジ実行委員会

■テーマ:「セマンティックWebとオントロジーの応用」および一般

■締切::2012年4月11日(水)2012年4月18日(水)[延長しました]

原稿提出:2012年5月 2日(水)

■参加費:無料

【研究会プログラム】

13:00-13:30 特別講演 SIG-SWO-A1201-01

セマンティックウェブとオントロジー:本研究会の活動と研究分野の深化と展開

○來村 徳信(大阪大学,SWO研究会前主査)

本研究会の主査を担当した2年間の活動を振り返りつつ,扱っている研究分野の理論や技術の深まりと,技術要素や対象領域の広がりについて,雑感を述べたい.

13:30-13:55 一般講演 SIG-SWO-A1201-02

Linked Open Dataによる希少・難治性疾患の統合データ Linked Open Rare Disease Data

◯荻島 創一 (東京医科歯科大学 難治疾患研究所 生命情報学分野)

森田 瑞樹 (東京大学 知の構造化センター)

宮本 直 (東京医科歯科大学 難治疾患研究所 生命情報学分野)

西村 由希子(NPO知的財産研究推進機構)

荒牧 英治 (東京大学 知の構造化センター)

田中 博 (東京医科歯科大学 難治疾患研究所 生命情報学分野)

Linked Open Dataによる希少・難治性疾患の統合データ Linked Open Rare Disease Dataについて、希少・難治性疾患研究の動向をその疾 患に関する発表論文によりサーベイするサービスを紹介し、患者、研究者、 医師、製薬企業、行政が連携した希少・難治性疾患研究の想定されるユー スケースを示す。

発表資料:  (110KB, updated 2012.05.06)

13:55-14:10 一般講演 SIG-SWO-A1201-03

XPath式を用いたApplication Profileに基づくメタデータスキーマとインス タンスの関連付け

○本間 維(筑波大学大学院図書館情報メディア研究科)

永森 光晴(筑波大学大学院図書館情報メディア系)

杉本 重雄(筑波大学大学院図書館情報メディア系)

HTML文書に埋め込まれるメタデータインスタンスは,メタデータス キーマとの関連が明示されていないものがある.そのため,メタデータス キーマに基づき埋め込みメタデータを利用することが難しい.本研究では, Application Profileで定義されるメタデータスキーマを拡張し,埋め込 みメタデータを指し示すXPathを含めることで,メタデータインスタンス とメタデータスキーマを関連付ける手法を提案する.

発表資料:  (500KB, updated 2012.05.03)

<休憩(15分)> 

14:25-14:50 一般講演 SIG-SWO-A1201-04

多肢選択問題に対する学習者の視線と心的状態に関するオントロジー記述の 試み 

○村松 慶一(早稲田大学人間科学学術院)

小島 一晃(早稲田大学人間科学学術院)

松居 辰則(早稲田大学人間科学学術院)

自信や興味などの認知,困惑などの情動といった学習者の心的状態 に焦点を当てた学習支援を行う場合には,あらかじめそれらの概念が明示 されることが望ましい.本研究では,多肢選択問題を回答する学習者の視 線と心的状態を例にとり,その知識を記述するためのオントロジーの構築 を試みた.

発表資料:  (513KB, updated 2012.05.03)

14:50-15:15 一般講演 SIG-SWO-A1201-05

デバイスオントロジーを用いた不確定要素を含む細胞死オントロジー構築

-機能の階層的分類による分子挙動および系の記述- 

○山内 千尋(早稲田大学 大学院人間科学研究科)

小島 一晃(早稲田大学人間科学学術院)

松居 辰則(早稲田大学人間科学学術院)

生物学的分野における不確定な概念の記述へ向け,アポトーシスに 関するシグナル伝達の知識について,分子の挙動を機能として捉える事が できるデバイスオントロジーで記述した.デバイスオントロジーでは機能 を基盤的機能と組織的機能に分類し,ここでは特に複合体を含む組織的機 能の記述について取り上げる.

発表資料:  (1,018KB, updated 2012.05.04)

15:15-15:50 一般講演 SIG-SWO-A1201-06

看護手順知識の習得を支援するタブレット型ツールCHARM Padの試作

○笹嶋 宗彦 (大阪大学産業科学研究所)

西村 悟史 (大阪大学産業科学研究所)

來村 徳信 (大阪大学産業科学研究所)

ウイリアムソン 彰子(三木市立三木市民病院)

木下 智香子(三木市立三木市民病院)

服部 兼敏 (神戸市看護大学)

溝口 理一郎(大阪大学産業科学研究所)

看護師が看護現場での対応力を高めるためには,マニュアルに記述 された看護手順だけでなく,手順の目的や代替手段,回避すべき事象など を体系的に学ぶ必要がある.本発表では,そうした知識を学ぶことを支援 するためのツールを,2つの病院と看護大学での試用事例と合わせて紹介 する.

発表資料:  (1,719KB, updated 2012.05.05)

<休憩(10分)> 

16:00-18:00 特別企画

『LODチャレンジ・After&Next Day』

LODチャレンジ実行委員会と合同で,3月に開催された「LODチャレンジ Japan2011」の企画から開催,受賞作品決定まで至るまでの過程を振り返り つつ,「日本のLOD」の特徴や今後の展望について議論します.

(尚,タイトル等は仮題です.)

1.LODチャレンジJapan2011を振り返って 

実行委員会から「LODチャレンジJapan2011」を振り返って 感じたこと,得られた知見,今後課題等について紹介します.

[1]LODチャレンジの開催概要・国内のLODインフラ整備

長野伸一 ((株)東芝) 発表資料[PDF:749KB]

[2]LODチャレンジの目指したもの・特徴的な作品に象徴される成果

乙守信行 ((株)MetaMoJi) 発表資料[PDF:5.66MB]

[3]LODチャレンジ応募作品からみえた日本のLODの可能性と今後の課題

佐藤宏之 (NTTレゾナント(株)) 発表資料[sliedshare]

2.特徴的な応募作品の紹介

「LODチャレンジJapan2011」から特徴的な作品を応募された方に, 応募作品の内容を通して発表頂きます.

[1]saveMLAK

加藤文彦((共)情報・システム研究機構)

[2]Location Site of JapanimationBiomasspedia

込山悠介(東京大学)

[3]ヨコハマ・アートLODYokohama Art Search

小林巌生 ((有)スコレックス)

[4]LinkData.org

下山紗代子(独立行政法人理化学研究所)

3.ディスカッション~日本のLODのこれから~ 

1.2.の発表者と会場の参加者で,日本における,今後のLODの 展望や課題について,議論・意見交換を行います.

お問い合わせ先:

sigswo@ ei.sanken.osaka-u.ac.jp ,までお願いいたします.