第31回SWO研究会
■日時:2013年12月18日(水)
■会場:国立情報学研究所
■主催:人工知能学会 セマンティックWebとオントロジー(SWO)研究会
■テーマ:「国際化するセマンティックWeb技術」および一般
■締切:発表申込 2013年11月27日(水)
原稿提出 2013年12月11日(水) →原稿フォーマットについてはこちらをご覧下さい.
■参加費:無料
国内では,LODチャレンジなどの活動もあり,セマンティックWebに関連する研究は大きく広がってきています.しかし,セマンティックWebに関連する国際会議,国際ジャーナルなどを見ると,残念ながら,国内における活発な研究活動が海外まで大きく展開する状況には至っておりません.
そこで,今回の研究会では,国内で展開されている様々な研究活動を議論することで,国際的に認知されるような研究まで高めることを目的とした研究会を開催します.自分の研究の質を高めたい方,国際会議で今後発表したい方,自分の研究を国際的な視点から見直したい方などの,積極的な発表をお待ちしております.また,国際会議で発表された内容を本研究会で紹介して頂く発表も歓迎いたします.
なお,今回の研究会では,セマンティックWebに関する国際会議に参加している識者に,海外の研究動向を話して頂く招待講演もいくつか予定しています.充実した内容となっておりますので,ぜひ発表・参加をご検討ください.
研究会プログラム
13:30-13:35 開会の挨拶
13:35-14:00 一般講演 SIG-SWO-A1302-01
セマンティックWebと高解像度可視化技術の融合の一提案
〇村田健史、渡邉英伸、是津耕司(情報通信研究機構)、黒澤隆(日立東日本)、 小嶋浩嗣(京都大学)、鵜川健太郎(セック)、木村映善(愛媛大学)、 建部修見・田中昌宏(筑波大学)
筆者らは、科学衛星及び地上観測に関するデータのクローリングシステムを構築 ・運用し、これに基づいたRDFデータベースを構築している。一方で、高速デー タ伝送技術と分散ストレージを活用したTWD(タイルドディスプレー)へのデー タ表示システムの開発を進めている。本発表は両者の融合により様々なデータを 同一の表示空間上で比較するためのシステムの提案を行う。
発表資料: (7.70MB, updated 2013.12.13)
14:00-14:15 一般講演 SIG-SWO-A1302-02
OWLとSWRLを用いた不動産登記申請の妥当性検証システムの提案
〇乗松真二(株式会社リーガル)、村上研二(愛媛大学)
不動産登記申請とその検証に関するオントロジを構築し、その推論を 行うことで申請情報の妥当性検証を行うシステムの提案を行う
発表資料: (380KB, updated 2013.12.11)
14:15-14:40 一般講演 SIG-SWO-A1302-03
重み付きオントロジーマッピングを用いたSPARQLoidクエリのための語彙およびエンドポイントの発見支援手法の検討
〇野口宙毅、藤野敬久、福田直樹(静岡大学)
SPARQLのクエリ実行には二つの課題が存在する.ひとつは,SPARQLク エリはそこで規定された語彙あるいはオントロジーに基づいて書かれ なければならないという課題で,もうひとつは,検索対象となるエン ドポイントから適切なものを選別するという課題である.本発表では, 我々が実装中のSuPARQooLにおける,語彙およびエンドポイントの発 見支援手法について,その検討状況を述べる.
発表資料: (3.18MB, updated 2013.12.12)
14:40-15:15 一般講演 SIG-SWO-A1302-04
個体同一性と同義性を利用した日本語Wikipediaオントロジーの拡張
○香川宏介、玉川奨、山口高平(慶應義塾大学)
日本語Wikipediaのアンカーリンク、リダイレクトリンクからsameAs リンクを抽出することで日本語Wikipediaオントロジーを拡張する.
発表資料: (914KB, updated 2013.12.12)
15:15-15:30 休憩
15:30-15:45 特別講演 SIG-SWO-A1302-05
ISWCの動向
○市瀬龍太郎(国立情報学研究所)
15:45-16:00 特別講演 SIG-SWO-A1302-06
ISWC2013の会議報告
○武田英明(国立情報学研究所)
16:00-16:15 特別講演 SIG-SWO-A1302-07
JIST2013の会議報告
○古崎晃司(大阪大学)
16:15-16:40 一般講演 SIG-SWO-A1302-08
Temporal Feature Attachment over Linked Data Information Access
○Md-Mizanur Rahoman,市瀬龍太郎(国立情報学研究所)
Over linked data information retrieval, adaptation of temporal features such as date, time or time of an event, is paid little attention. Therefore, we propose a keyword-based linked data information retrieval framework that can incorporate temporal features and able to generate more concise results.
発表資料: (65KB, updated 2013.12.13)
16:40-17:15 一般講演 SIG-SWO-A1302-09
Pose Guide Ontology を用いたアイドル画像のポーズ分類
○田代和浩、川村隆浩、清雄一、中川博之、田原康之、大須賀昭彦(電気通信大学)
コンピュータビジョンの技術を用いて,静止画像内人物の姿勢推定 を行う研究があるが,その精度は現時点において十分ではない.そ こで,人体の構造における制約情報を内包したPose Guide Ontology を導入することで姿勢推定結果の補正を行い,精度を改善する手法 を提案する.本研究ではこの技術をアイドル画像のポーズ推定,分 類に用い,評価を行った.
発表資料: (1,270KB, updated 2013.12.11)
17:15-17:20 閉会の挨拶
■お問い合わせ先
sigswo@ ei.sanken.osaka-u.ac.jp ,までお願いいたします.