第30回SWO研究会
■日時:2013年8月9日(金)
■会場:国立情報学研究所
■主催:人工知能学会 セマンティックWebとオントロジー(SWO)研究会
※同日,同一テーマで開催される
電子情報通信学会「人工知能と知識処理」(AI)研究会,および
電子情報通信学会「サービスコンピューティング」(SC)研究会(共催)
との連続開催となります.
■テーマ:「Linked Data,Linked Services」および一般
■締切:申込〆切 2013年6月20日(木) 受け付け終了13日(木)(共通)
原稿〆切 信学会の〆切は開催日の約3週間前(予稿集に掲載)
AI学会の〆切は開催日の約1週間前(Web公開のみ)
■参加費:無料(信学会予稿集は別途有料)
■サイト:AI学会 SWO研 http://sigswo.org/
信学会 AI研 http://www.ieice.org/iss/ai/jpn/
信学会 SC研 http://sig-sc.org/
近年,オープンデータを互いにリンク,共有することで,世界規模のデータ のWeb,Linked Open Data(LOD)が形成されつつあります.国内においても, 昨年,産官学共同でオープンデータ流通環境の実現を目指し「オープンデー タ流通推進コンソーシアム」が立ち上げられました.現在,政府系,学術情 報系,生命科学など多様な分野においてデータのオープン化,および活用サー ビスに関する取り組みが進められ,新たなITビジネス創出への期待が高まっ ています.
こうした背景を受け,上記目的に向けた技術やノウハウの共有・深耕を目的 に,AI,サービス,データ各分野における理論的,社会学的アプローチとそ のコンシューマ向けからビジネス向けの応用に関する研究会を開催します.
研究会プログラム
2012年8月9日(金) 13:00 - 18:45
13:00-13:10 開会挨拶
13:10-14:10 招待講演(調整中)
【タイトル】
コミュニケーション・アーキテクチャ
- ゲームとコミュニティとツールにおける会話構造 -
【プロフィール】
(株)ユビキタスエンターテインメント 代表取締役社長 清水 亮
1976年新潟県長岡市生まれ。99年電気通信大学中退、04年IPA未踏ソフトウェア創造事業採択、天才プログラマー/スーパークリエイターに認定。
株式会社ユビキタスエンターテインメント代表取締役社長兼CEO
【概 要】
ニコニコ動画、初音ミク、そしてenchantMOONの三者には、共通するコミュニケーション・アーキテクチャがある。これまで、アーキテクチャは、機械だけで閉じられたものとして想定されてきたが、ここでは人間および社会を含む包括的なコミュニケーション・アーキテクチャを想定し、そうしたものがどのような構造によって成り立っているか紐解いていく。
(休憩10分)
14:20-14:50 AI/SC一般講演
Multi-media Recommendation Based On A Dynamically Re-definable Ontology
○Yu-Hsiang Lin(AIZU Univ) Rung-Ching Chen(CYUT Univ) Qiangfu Zhao(AIZU Univ)
Context awareness has become an important issue in recent years. However, we still do not have a formal mechanism for solving related problems due to the complexity caused by personalization, service diversity, user intension, and so on. In this paper, we investigate the possibility of solving the problems using re-definable ontology. As a concrete example, we study smart phone based automatic service recommendation. The main idea of this work is to record the user behaviors, estimate the user intention based on the recorded data, induce first-order predicate logic rule s, and re-define the structure of an ontology system. The re-definable ontology system can become smarter and smarter to understand the user intention and the correlation between users, and recommend proper services in proper timing. Based on the proposed mechanism, a simple prototype system is implemented. This paper provides some preliminary test results, and points out problems for future study.
Keywords: Context Awareness; Intension Awareness; Preference Awareness; Ontology; Service Recommendation.
14:50-15:20 AI/SC一般講演
Feature extraction for detecting manipulation online review
○Ching-Yun Hsueh(AIZU Univ)
Long-Sheng Chen(CYUT Univ)
Qiangfu Zhao(AIZU Univ)
With the proliferation of e-commerce, internet has become an excellent platform for gathering and sharing consumers’ personal views on, preferences for, and experiences with products. With the popularity of text based communication tools, customers can easily express their opinions about purchased products or services. Generally speaking, the on-line reviews should be unbiased reflections of the consumers’ experiences with the products or services. However, some comments are biased “manipulation ”, which might reduce consumers’ purchase intentions and bring a great damage to enterprisers. Although the existence of manipulation has been assumed widely, there are few results available in the literature form anipulation detection. This study aims to improve the performance form anipulation detection through feature selection. The study is divided in to three parts. In the first part, we use conventional feature vectors obtained directly from the text files, and show that these feature vectors are in fact not useful for manipulation detection. In the second part, we adopt eight features recommended in the literature, and show that these features can improve the detection rate significantly. In the third part, we add three new features that can improve the detection accuracy further. A real case study of smart phone is used to illustrate the effectiveness of the proposed features.
15:20-15:50 AI/SC一般講演
機械部品のRDFデータベースを基にしたマッシュアップアプリケーション
○江上 周作(法政大学)
清水 宏泰(法政大学)
谷口 祥太(法政大学)
藤井 章博(法政大学)
ねじ企業間EDI実現のため、ねじ企業間情報処理研究会により、機械部品の コード体系化が行われた。本研究では、体系化された機械部品情報をLinked Open Da ta(LOD)化し、LODを活用したアプリケーションを提案する。これに より、ねじ業界や機械メーカーを支援することを目的とする。本論文では、 機械部品情報のLO D化と、機械製図とマッシュアップしたアプリケーション の開発について述べる。
15:50-16:20 AI/SC一般講演
NICTサイエンスクラウド:科学データのRSSを用いたクローリングとLinked Open Dataに向けた取り組み
○村田 健史(NICT)
渡邉 英伸(NICT)
鵜川 健太郎(セック)
山本 和憲(NICT)
是津 耕司(NICT)
NICTサイエンスクラウドの科学研究用エコシステムの一つであるNICTY/DLA では、宇宙科学研究データをはじめとする様々な科学データを自動収集して いる。NI CTYでは、科学データのメタデータ情報をRSS1.0により収集するこ とで、疎結合ネットワークにおける柔軟な科学データ収集が可能であり、同 時に収集したメタ情報をRDFデータベース化できる。NICTY/DLAを活用した NICTサイエンスクラウドの仕組みについて紹介し、今後のLinked Open Data への取り組みについて議論する。
(休憩10分)
16:30-16:55 SWO一般講演 SIG-SWO-A1301-01
疾患知識ベースのcommunity-driven currationと診断支援プラットフォーム
〇奥村 貴史(国立保健医療科学院)
荒牧 英治(国立保健医療科学院)
建石 由佳(国立保健医療科学院)
医療用情報システムのインテリジェント化に向け、疾患知識ベースに代表さ れる各種資源の整備が求められている。しかし、医療用情報資源は整備に要 するコストが高く、研究開発の障害となって来た。そこで、精度重視の手動 編纂と網羅性重視の自動生成の情報をハイブリッド化するとともに、エンド ユーザーの利用統計を用いて精度向上を図ることで、コストの低廉化と精度 の向上を両立する新たな手法について提案を行う。
発表資料: (311KB, updated 2013.08.06)
16:55-17:20 SWO一般講演 SIG-SWO-A1301-02
事柄記録のための撮影視点共有の提案
○後藤 孝行(国立情報学研究所)
濱崎 雅弘(産業技術総合研究所)
武田 英明(国立情報学研究所)
ユーザ参加によるLOD構築を実現するカメラアプリケーションKotoliを提案 する.Kotoliは,撮影視点を記述したテンプレート上で写真撮影することで 写真に構造化データを付与する.
発表資料: (344KB, updated 2013.08.08)
17:20-17:55 SWO一般講演 SIG-SWO-A1301-03
Linked Open Dataを用いた公的目標マッチングサービスの試作
○白松 俊(名古屋工業大学)
大囿 忠親(名古屋工業大学)
新谷 虎松(名古屋工業大学)
社会的な課題解決の支援を目指し,類似目標を持つ主体間の協業促進のため の目標マッチングサービスを試作する.既存SNSと連携し,目標データの公 開機能や類似目標を持つ主体の推薦機能を実装する.社会的課題の例として 震災復興を取り上げ,ユースケースや運用イメージを示す.
発表資料: (695KB, updated 2013.08.09)
17:55-18:20 SWO一般講演 SIG-SWO-A1301-04
地域メディア情報を活用したLinked Dataサービスの検討と課題
○長野 伸一((株)東芝)
川村 隆浩((株)東芝)
小林 巌生(Linked Open Data Initiative)
地域のオープンデータを連携させるハブとして地方新聞の可能性に注目し, メディア情報のLinked Data化と,地域コミュニティの活性化に向けたサー ビスの提案を行う.。
発表資料: (423KB, updated 2013.08.08)
18:20-18:35 特別セッション
文献検索サービスI-ScoverのLinked Dataとしての活用に向けて
-- I-Scoverチャレンジ2013のご案内 --
電子情報通信学会
18:35-18:45 閉会挨拶
■お問い合わせ先
石川 冬樹(NII) f-ishikawa[at]nii.ac.jp
川村 隆浩(東芝)takahiron.kawamura[at]toshiba.co.jp
人工知能と知識処理研究会 (http://www.ieice.org/iss/ai/jpn/)
委員長:松原 繁夫 (京大),副委員長:菅原 俊治 (早大),峯 恒憲 (九大)
幹 事:片上 大輔 (東京工芸大),服部 宏充 (京大)
サービスコンピューティング研究会(http://sig-sc.org/)
委員長:村上 陽平(京大),副委員長:石川 冬樹(NII),細野 繁(NEC)
幹 事:田仲 正弘(NICT),井垣 宏(阪大)
セマンティックWebとオントロジー研究会 (http://sigswo.org/)
主 査:川村 隆浩(東芝),副 査:市瀬 龍太郎(NII)
幹 事:古崎 晃司(大阪大学),大向 一輝(NII)