第3回SWO研究会

日 時:

2003年6月20日(金)~21日(土)

場 所:

国民宿舎 熱海ビレッヂ

JR熱海駅下車、東海道新幹線も停車致します。車で8分 

バス・伊豆箱根鉄道 1番乗場 十国峠、箱根方面行 

バス・伊豆箱根鉄道 3番乗場 梅園、相の原団地行 

梅園入口下車 徒歩10分程 

伊東線乗換 来の宮駅下車 車で3分、徒歩15分程 

http://www.atami-village.co.jp/

参加費:

10,000円(宿泊費込み)

連絡先:

武田 英明 takeda@nii.ac.jp

プログラム:

6月20日(金)

13:20-13:30 開会の辞(委員長)

13:30-15:30 一般発表(1)(40分x3)

不均質なオントロジに対する問合せ近似変換

○赤埴 淳一,平松 薫,佐藤 哲司

NTT コミュニケーション科学基礎研究所

セマンティックウェブにおいて意味的相互運用性を実現するには,不均質なオ ントロジを統合する必要がある.オントロジを統合する際,対応するオントロ ジが存在しない場合が多いため,近似処理が必要である.しかし,従来のオン トロジ統合の研究は,近似処理に対する明確な意味論を与えていなかった.そ こで,本稿では,不均質なオントロジの近似統合に対し明確な意味論をもつ問合せ近似変換手法を提案する.

原稿: (115KB)

「法造」における オントロジー分散開発

〇砂川英一,古崎晃司,來村徳信,溝口理一郎

大阪大学 産業科学研究所

オントロジーは一般に,含まれる概念のレベルやドメインに沿って,複数の部分的なオントロジーから構成されるとみなすことが可能である.本研究では,これら部分となるオントロジーを個別かつ並列的に構築する環境の提供を目指している.相互の整合性を保つため,特にオントロジー間の依存関係に注目して研究は進められた.

原稿: (233KB)

MMM (Meta-Model Management) プロジェクトの構想 

○和泉憲明(1),福田直樹(2),山口高平(2)

(1) 産業技術総合研究所,(2)静岡大学

本発表では,MMM (Meta-Model Management) という観点から,知識工学の研究技術をセマンティックWebのコンセプトとして具現化させるプロジェクトについて, その構想などを紹介する.

原稿: (893KB)

15:30-15:45 休憩

15:45-17:45 一般発表(2)(40分x3)

DAML-Sに基づくサービス連携エージェントの実現について 

○福田 直樹(1 和泉 憲明(2 山口 高平(1

(1 静岡大学情報学部, (2 産総研 サイバーアシスト研究センター

DAML-Sにおけるプロセス記述を利用してWebサービスを連携させるソフトウェ アを実装する場合,DAML-Sの記述内容を解釈し,実際にWebサービスを呼び出す ためのコーディングが必要であり,開発者にとって負担となっていた.本発表で は,Webサービス連携の記述言語としてDAML-Sに着目し,DAML-Sで定義された サービス連携を実装したエージェントのコードを自動生成するための枠組みを提 案する.

原稿: (676KB)

オントロジーの自動構築に関する基礎的研究

内田英里、○石野武志

関西大学総合情報学部古田均研究室

用語だけを体系化したオントロジーであるシソーラスを自動構築することを試み る。構築するシソーラスは土木分野に焦点を当てたものとし、土木用語辞書、 Webのリソースに対して言語処理を行うことによって構築を行う

原稿: (69KB)

企業教育におけるセマンティックウェブの応用

○高岡良行 植田正彦 太田衛 大河靖

東光精機株式会社 コンテンツビジネス開発グループ

web上にある情報を計算機で知的にハンドリングするためにはその情報の内容 を表すメタデータが重要な役割を果たす。しかし、メタデータをつけることのコ スト・パフォーマンスが課題となり実用的な応用分野を見つけにくいのが現状で ある。企業教育において人的資源開発(HRD)の立場から教育コンテンツを扱う ためには、教育的に有意な情報を付加することが有効であり、セマンティック ウェブの考え方によるシステム構築が効果を発揮すると考えられる。本論文で は、企業教育分野におけるセマンティックウェブ技術適用の可能性について述べ る。

原稿: (233KB)

18:00-20:00 夕食

20:00-21:00 休憩

21:00-22:00 ナイトセッション&ポジションペーパ発表

トピックマップ(Topic Maps)の最新標準化動向 

内藤 求

株式会社シナジー・インキュベート KT事業推進

2003年3月の投票で、ISO 13250 Topic Mapsは、6つのパートからなる規格に更 新さ れる案が可決され、現在、改訂のための議論が活発に行われている。また、 ISO 18048 Topic Maps -- Query Language、ISO 19756 Topic Maps -- Constraint Language についても、RDFグループとの議論も含めて活動が活発化 している。さら に、Published Subjectsについも、OASISにおいて作業が進められている。これらの動向について報告する。

原稿: (31KB)

セマンティックウェブ・プロセッサ開発マニフェスト 

小出 誠二

株式会社ギャラクシーエクスプレス

セマンティックウェブ・プロセッサ開発計画について述べる。

原稿: (642KB)

OS、セマンティクス、時空 

安原 宏

(財)イメージ情報科学研究所

原稿: (21KB)

6月21日(土)

9:30-11:00 招待講演

テキスト情報処理とオントロジー

辻井 潤一

東京大学

言語処理の分野では、大量のテキスト情報が蓄積、使用可能となったことで、199 0年代にコーパス・ベースの技術が急速に発展した。この発展は、言語処理の手法を 一変させる一種の革命であった。テキスト処理の次の手法的な革命は、大量の知識が 計算機に蓄積され、それが処理の対象となることによってもたらされると考えられる。 ここでは、大量のテキストから分野オントロジーを自動獲得する可能性、および、大 規模オントロジーがテキスト処理にもたらす手法的な変革の可能性について議論する。

11:00-11:30 ポジションペーパ発表

問題解決のための知識マネージメントシステムにおけるオントロジーの取り扱い 

吉岡真治

北海道大学大学院工学研究科

本研究では、これまでに、文書で記述された形式化が不十分な情報と一階述語論 理で記述される問題領域を表わすモデル、そのモデルに適用可能な知識をセット にした文書知識を用いる問題解決のための知識マネージメントシステムを提案し ている。このシステムでは、文書による検索結果のランキングと問題領域を表わ すモデルの類似度の指標を組み合わせる事により、適用可能な文書知識の選択を 支援している。本発表では、このシステムにおける類似性に対する判断にオント ロジーを導入するメリットと利用法について議論する。

原稿: (601KB)

京都大学におけるセマンティックWeb研究 

石田 亨、荒井幸代

京都大学情報学研究科社会情報学専攻

京都大学COE「知識社会基盤構築のための情報学拠点形成(代表 上林弥彦教 授)の一環として行うセマンティックWeb研究について、その内容と計画を述 べる

原稿: (179KB)

11:30-12:00 議論