第29回SWO研究会

■日時:2013年3月26日(火)-27日(水)

■会場:伊豆大島 大島温泉ホテル(東京都大島町泉津字木積場3-5)

■主催:人工知能学会 セマンティックWebとオントロジー(SWO)研究会

■テーマ:「セマンティックデータの構築と利用」および一般

■締切:発表申込:2013年2月25日(月)(延長しました)18日(月)

参加申込:2013年3月15日(金)

(※宿泊予約の関係で、できるだけ事前の参加申し込みにご協力ください。)

原稿提出:2013年3月18日(月)

■参加費:研究会のみの参加の方は無料です.

ホテルの宿泊(1泊2食)・ナイトセッションの飲み物代を含めて15000円をご用意ください.

宿泊費についてはホテルから領収書を発行します(宛名は個人名になります).

宛名の変更,飲み物代の領収書については当日ご相談ください. 

近年、セマンティック技術の一種として、Webにおける構造化データの流通 を目的としたLinked Open Data (LOD)が注目されています。

また、公共データの利活用促進のためにデータを利用しやすい形で公開する オープンデータ・オープンガバメントの普及が進み、ここでもLODの利用が 試みられています。

日本語版が公開されたGoogle Knowledge GraphやFacebook Graph Search など、日常生活に深く関わるサービスにおいても構造化データの利用が進み、 セマンティック技術の重要性が高まっています。 

これらの背景を受け、今回の研究会では、セマンティック技術に基づくデータ の構築・利用に関する研究を特集テーマとし、一般テーマとともに発表を募集 いたします。 

今回の研究会は合宿形式で行い、ナイトセッションではじっくりと時間をかけ 議論を行います。

充実した内容となっておりますので、ぜひ発表・参加をご検討ください.

■会場までの交通について

□ジェット船をご利用の方

・東京-伊豆大島(東海汽船)8:30-10:50

・熱海-伊豆大島(東海汽船)9:20-10:25

ジェット船の到着時間に合わせて大島温泉ホテルの無料送迎バスがあります。また路線バスもあります(大島バス・三原山ライン・三原山温泉下車)。

これらのバスに乗ると早い時間に着きますので、ターミナル近辺で食事等を済ませたい方は、12:00にターミナルに集合し、タクシーに分乗して会場に向かうこともできます。

※集合場所には研究会関係者が待機しています。また、タクシー代は自己負担になります。

□飛行機をご利用の方

・羽田-伊豆大島(全日空)8:55-9:30

・調布-伊豆大島(新中央航空)11:10-11:35

空港から大島温泉ホテルへ直接タクシーでお越しください。

(2500~3000円程度)

(参考)東京・伊豆大島間の交通

■高速ジェット船・大型客船

http://www.tokaikisen.co.jp

■航空機

ANA(羽田→伊豆大島)、新中央航空(調布→伊豆大島)の航路があります。

http://www.central-air.co.jp/

http://www.ana.co.jp/

研究会プログラム

3月26日(火)

13:00-13:05 開会のあいさつ

13:05-13:30 一般講演 SIG-SWO-A1203-01

日本語Wikipediaオントロジーの構築と利用

○玉川 奨 (慶應義塾大学)

香川 宏介 (慶應義塾大学)

森田 武史 (青山学院大学)

山口 高平 (慶應義塾大学)

我々はこれまで日本語Wikipediaを情報資源として,大規模で汎用的なオントロジーの学習手法に関する研究を行ってきた.本報では我々が構築した日本語Wikipediaオントロジーの利用への取り組みとして,Linked Open Data等へのアプローチを紹介する.

発表資料:   (1.29MB, updated 2013.03.19)

13:30-13:55 一般講演 SIG-SWO-A1203-02

文章を書くようにLinked DataあるいはLinked Informationを作る方法

○山田 隆弘 (宇宙航空研究開発機構)

現在のセマンティック技術では、「主語+述語+目的語」の三つ組を組み合わせることによってLinked Dataを構成するが、この方法では複雑な情報の記述は容易ではない。本発表では、自然言語の文法を抽象化した人工的な文法に従って文章を書くことによってLinked DataあるいはLinked Informationを作成する方法を提案する。

発表資料:   (338KB, updated 2013.03.19)

13:55-14:20 一般講演 SIG-SWO-A1203-03

DCMI Description Set Profileに基づくRDF Refineを利用したメタデータ作成支援手法の提案

○落合 香織 (筑波大学大学院)

三原 鉄也 (筑波大学大学院)

永森 光晴 (筑波大学大学院)

杉本 重雄 (筑波大学大学院)

Linked Dataとしてメタデータを公開する取り組みが広まっている。Open RefineのプラグインであるRDF Refineは、Excel等で作成したデータをRDFに変換することができる。しかしながら、RDF Refineではメタデータスキーマを再利用することができない。本稿では、DCMIが提案するDescription Set Profileに基づき、RDF Refineを用いたメタデータ作成支援手法を提案する。

発表資料:   (1.30MB, updated 2013.03.21)

14:20-14:35 一般講演 SIG-SWO-A1203-04

岡山県の観光イベント情報のLOD化と連携の試み

○菊井 玄一郎 (岡山県立大学)

岡山県観光連盟では域内のイベント情報をcsv形式で公開している.発表では,これのLOD(rdf形式)への加工とバス路線案内などとの連携について紹介する.また岡山県のオープンデータをめぐる状況についても触れる.

発表資料:   (294KB, updated 2013.03.19)

14:35-14:50 一般講演 SIG-SWO-A1203-05

スマートフォンアプリへのSPARQLによる動的検索機能の実装

加藤 文彦 (情報・システム研究機構)

上田 洋 (ATR Creative)

○松村 冬子 (国立情報学研究所)

高橋 徹 (ATR Creative)

「データシティ」の看板を掲げる福井県鯖江市が公開するオープンデータを用いてSPARQL Endpointを構築し、さらにそれを活用するスマートフォンアプリ「さばえぶらり」を開発した。この事例から、LODを用いたデータの連携について議論する。

発表資料:   (1.56MB, updated 2013.03.25)

14:50-15:10 休憩 

15:10-15:35 一般講演 SIG-SWO-A1203-06

表示意味論にもとづくRDF/OWL意味論の形式化

○小出 誠二 (情報・システム研究機構)

武田 英明 (国立情報学研究所)

OWL意味論は,Direct Model-Theoretic SemanticsとRDF-Compatible Model-Theoretic Semanticsの二つの意味論によって展開されているが,Direct Mode-Theoretic SemanticsはRDF 意味論で用いられた表示意味論に基づいていないため,またRDF-Compatible Model-Theoretic Semanticsにおいてもその展開が表層的なレベルにとどまっているため,かえってRDF/OWL意味論の深い理解を妨げている.本論文ではRDF意味論のベースである表示意味論をOWL意味論の議論にも徹底させ,OWL Fullの理解を可能にさせる真のRDF-CompatibleなOWL意味論を展開する.

発表資料:   (396KB, updated 2013.03.24)

15:35-16:10 一般講演 SIG-SWO-A1203-07

オントロジーにおけるis-a階層の相似性を利用した内容洗練方法の提案

○増田 壮志 (大阪大学)

古崎 晃司 (大阪大学)

本研究では,オントロジーにおけるis-a階層を利用し,その内容洗練の方法を考察する.良いオントロジーには,部分的にis-a階層が相似形となる部分が多く見られるという性質を利用し,オントロジー構築者に概念またはスロットの追加を提案し,内容洗練支援を行う.

発表資料:   (875KB, updated 2013.03.19)

16:10-16:45 一般講演 SIG-SWO-A1203-08

花之声:オープンデータを用いたユーザ参加型音声アシスタントの開発

○川村 隆浩 (東芝)

大須賀 昭彦 (電気通信大学)

本論ではオープンデータを知識ベースとする音声アシスタントの開発について述べる.また,応用事例としてフィールドワーク支援向けのアプリケーションを紹介する.

発表資料:   (3.12MB, updated 2013.03.19)

16:45-17:20 一般講演 SIG-SWO-A1203-09

大規模オントロジーの知的探索に向けた多段階展開型概念検索システムの開発

北河 祐作 (大阪大学)

○古崎 晃司 (大阪大学)

本発表では,オントロジーの概念的性質を適切に利用することで,大規模なオントロジーからユーザが注目する概念群を適切に取得する,多段階展開型概念検索システムを提案する.

発表資料:   (838KB, updated 2013.03.26)

17:20-17:35 一般講演 SIG-SWO-A1203-10

プロテオミクスにおけるLinked Open Dataの応用

○込山悠介 (東京大学)

創薬やバイオレメディエーション(微生物や植物を用いた土壌・水質汚染の浄化)などの研究分野では,タンパク質の構造と機能を知ることは重要なテーマである. 研究対象の系(物質の選択と実験方法の組合せ)をデータベースからオントロジーでしぼり込み,機械学習やシミュレーションを実行することで, 生物実験のコスト軽減が期待できる. 本研究では農学生命科学および創薬分野におけるプロテオミクスで,タンパク質-リガンド結合部位ペアのデータベースの構築手法としてLODを活用していることを示した. 原子間距離のデータをタンパク質立体構造および低分子化合物データベースのRDFでアノテーションすることができた. また,タンパク質配列データベースをLODに加えるために,クラウド環境でのトリプルストアのパフォーマンス計測により大規模なRDFを運用するための指標を得ることができた.これは生命科学のアプリケーションを開発していく上で役に立つだろう.

発表資料:   (286KB, updated 2013.03.19)

18:30-20:30 夕食 

20:30-22:00 ナイトセッション 

3月26日(火)

9:00-12:00 SIGSWO特別企画

伊豆大島オープンデータワークショップ

2日目午前の特別企画・オープンデータワークショップでは、DBpedia日本語版のデータを精緻にするためのDBpedia Mappings入門を開催します。実際にPCでの作業を行いますので、できればPCをお持ちください。(グループ作業ですので、どうしてもPCをお持ちになれない方は問題ありません)

また、この作業には事前のアカウント登録と管理者への連絡が必要です。下記ページにアクセスし、「マッピング作業をはじめるための事前準備」の内容に沿って登録作業と連絡をお願いします。連絡後、実際に作業できるようになるまでに2~3日程度要すると思われますので、お手数ですがお早めにお願いします。

http://lod.ac/wiki/DBpedia_Mappings

■発表申込方法

発表を希望される方は以下のフォームに必要事項をご記入の上、メールにてお送りください。

宿泊に関する情報もお書きください。

========発表・参加申し込みフォーム========

研究会:第29回 SWO研究会

発表・参加申し込み締め切り:2013年2月18日(月)

送付先:sigswo@ei.sanken.osaka-u.ac.jp

タイトル:

著者:(発表者に○)

性別:(宿泊される場合は部屋割りの参考にするためお書き下さい)

所属:

概要:(2,3行)

発表時間:(以下の3つから1つを選び,他を削除してください)

15分(発表10分・質疑5分)

25分(発表15分・質疑10分)

35分(発表20分・質疑15分)

連絡先Email:

宿泊(1泊2食)申し込み(2013年3月26日(火)):

宿泊する・宿泊しない・夕食のみ参加(いずれかを残す)

備考(何かあればご自由にお書きください):

========発表申し込みフォーム(ここまで)========

■参加申込方法

参加を希望される方は以下のフォームに必要事項をご記入の上、メールにてお送りください。

========参加申し込みフォーム========

研究会:第29回 SWO研究会

参加申し込み締め切り:2013年3月15日(金)

送付先:sigswo@ei.sanken.osaka-u.ac.jp

氏名:

性別:(宿泊される場合は部屋割りの参考にするためお書き下さい)

所属:

連絡先Email:

宿泊(1泊2食)(2013年3月26日(火))申し込み:する・しない・夕食のみ参加(いずれかを残す)

宿泊(1泊2食)申し込み(2013年3月26日(火)):

宿泊する・宿泊しない・夕食のみ参加(いずれかを残す)

備考(何かあればご自由にお書きください):

========参加申し込みフォーム(終わり)========

■原稿提出方法

・2013年3月18日(月)までにページ番号を付記したPDF原稿を研究会までお送り下さい.

ページ番号はお申し込み頂いた後,こちらからご連絡致します.

sigswo@ei.sanken.osaka-u.ac.jp

・原稿作成には,人工知能学会研究会スタイルファイル/Wordテンプレートをご利用いただき,下記のWebサイトの案内に沿ってご執筆下さい.

ページ数は2~10頁までとなっております.

http://sigswo.org/forAuthors.html

・なお,研究会資料は印刷しておりません.原稿は研究会ホームページへの掲載となります.原稿のWeb公開に当たって特別な配慮が必要な場合(知財権のある場合など)は,お申し込み時にその旨ご連絡ください.

お問い合わせ先:

sigswo@ ei.sanken.osaka-u.ac.jp ,までお願いいたします.